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きっかけを大切に

皆様、ご無沙汰しております。長い長いSTAY HOME生活、いかがお過ごしでしょうか。おかげさまで、私は元気にしています。最近は、マスク作りにハマっています。

 

3月から4月にかけては、仕事がとにかく忙しく、加えて、学校と学童に行けなくなった我が子達の段取りにも追われ、合唱ができなくなった悲しさを感じるヒマもありませんでした。

 

年度替わりの多忙や、二転三転するコロナ対応もようやく落ち着き、在宅勤務も始まって、我が子達の段取りにも慣れてきた4月半ば。

指揮者様が配信してくださる練習動画を見たり、やっと楽譜を開いたりしたのですが、実は、イマイチ気持ちが前を向きませんでした。

これだけ、「リモート」やオンライン会議等が主流になり、色んな事ができそうな世の中なのに、やっぱり、離れていては合唱する術がない。辛い時、本当なら、歌がすごい力を与える事ができるのに、集まる事そのものが許されないんだよね・・・。そんな気持ちが、私を歌から遠ざけていました。

 

そんな中、滅多にLINEを送って来ない父が、突然、「こんな動画があるよ」と短いメッセージを送ってきたんです。見てみると、高嶋ちさ子さん達がリモートで、ZARDの「負けないで」を楽しそうに演奏している動画でした。最初は、何??と思って見始めたのですが、演奏者達の表情や歌詞に引き込まれ、思わず涙が・・・。そして、父もまた、この動画に元気をもらい、私に珍しくLINEを送ってきたのでしょう。

何となく、これをきっかけに気持ちも少し前を向き、「いつ練習が再開もいいように」と、楽譜を開いたり、ピアノ伴奏を弾いたりする時間が持てるようになりました。

 

さてさて、再開したこのリレーブログ、しばらくは「音楽をテーマに」というお題をいただいてますので、「きっかけ」に繋げて、私の合唱歴を少しだけ。

私が合唱を始めたのは、大学に入学して合唱団に入ったのがきっかけです。それまでは、ただただピアノを細く長く習っていただけで、歌は初めてでした。

でも、せっかく入った合唱団だったのですが、2回生の途中までは、実は幽霊部員(汗)。合唱団の大所帯や、基礎練習の長さにうまく馴染めず、サボってばかりいたんです。

そんな私を合唱にハマらせたきっかけとなった曲が、三善晃さんの「あなた」。3群合唱の壮大な曲です。2回生の時の定演で歌ったのですが、その年の夏合宿で、斉田先生の指導の元歌ったのが、本当に楽しくて楽しくて。もちろん曲も大好きになり、その合宿以降、合宿団の練習にも毎回参加し、合唱にどっぷりハマっていくこととなりました。

あの夏合宿すらサボっていたら・・・斉田先生の練習を受けなかったら・・・私は合唱をやめてしまっていたかもしれません。

 

そして、私がノイエに入団するきっかけとなった曲が、荻久保和明さんの「季節へのまなざし」。どこかの演奏会で聞いて以来、この曲がずっと大好きで、いつか歌ってみたいと思っていたんです。ノイエがこの曲を演奏すると知り、「歌うのが夢だったんです!入れてください!」とお願いして・・・私は当時、違う合宿団に所属してたので、団友という形でオンステさせていただいたのが、今に繋がっています。もう、20年くらい前の話しになるでしょうか。

 

皆さんにも、節目節目で、きっかけになった曲はありますか?長いおうち時間、そんな事をしみじみと思い出したり、その曲を聞いてみてもいいかもしれません。

練習の再開時期はまだハッキリしませんが、自粛が永遠に続くなんてことはありません。また集まって歌える日を楽しみに、その日まで、まずは健康で、おうち時間を楽しめますように。また、その時間の中に、少しでも音楽に触れる時間がありますように。

 

追伸

今日、古い仲間と、オンライン飲み会なるものを楽しみました。初めてでしたが、なんと楽しかったこと!

長いおうち時間を過ごす中で、人とコミュニケーションを取ることの素敵さを痛感しました。

団員の皆様とも、近況の交換など積極的にしていきたいです!

そして、ノイエの演奏をいつも楽しみにしてくださっているお客様には、いましばらくお待たせすることとなりますが、再開した折りには、また良き音楽をお届けできるよう、精進してまいりたいと思いますので、どうかノイエの事を忘れないでくださいね(^-^)

 

by おぐ


混声合唱団ノイエ・カンマー・コール