コーラスの百貨店？！第27回定期演奏会が終了しました

第27回定期演奏会は、10月14日に神戸市立灘区民ホールで無事終了いたしました。ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました。

今回は４ステージでした。

第1ステージはドイツ語でのロマン派歌曲集、第2ステージは日本語での木下牧子アカペラ・セレクション。第3ステージは英語でLennon & McCartney Favouritesと題したビートルズ曲集、そして第4ステージは日本語での合唱組曲『風のうた』。ジャンルも言葉も異なるステージに、友人からは「まるで百貨店みたい」という感想をもらいました。あなたの好きな音楽はどれですか？こんなのもあるよ？さっきのはどうだった？って調子です。ノイエ・カンマー・コールの演奏会は、ジャンルをまたいだステージ構成が多いです。個人的には、たとえば第3ステージを楽しみに来たけれど、聴いてみたら第4ステージも印象的だったとか、意外に良かったとか、なにか新しい発見をしてくださったらいいなあと願っています。

あるいはもっと単純に、生演奏の良さを実感してもらえたらとも思います。今はヘッドホンやイヤホンで、いろんな場所で手軽にあらゆる曲を聴くことが出来ます。だからこそ、ステージ上での演奏者の息遣い、一瞬の緊張や間、音圧など、音楽空間をみんなで共有する体験って大切だと思うのです。鼓膜だけでなく、体で音楽を受け止める感覚を味わって欲しいなと思います。

昨年まで弦楽器などの入ったステージを持っていたのですが、今回は久し振りにピアノとアカペラのステージがそろいました。ある意味、コーラスの醍醐味を味わってもらえる演奏会でしたが、友人から「とても温かい響きの合唱団ですね」という一言をいただきました。ちょっとホッとしました。団員もみんなそれぞれ、いろんな感想をもらったようです。これらを励みに、また土曜日3時間のコーラスの時間を楽しんでいきたいと思います。

来年も10月6日（日）に同ホールで開催予定です。演奏会に足を運んでくださるみなさまが、すべての面で気持ちよく音楽を楽しめるように取り組んでいきたいと思います。

ｂｙ　第27回定期演奏会実行委員長