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静かな夜を越えて

先週に引き続き、クリスマスコンサートの会場である雲内教会をお借りしての練習でした。会堂に響く、オルガンの音色とソロ&ゾリの歌声にうっとりとします。

オルガン伴奏の2つのオラトリオの間で景色を変えてくれるのは、Maestraによるアカペラのクリスマスソングたちです。Maestraに稽古をつけてもらえるのは、これまでは団内の有志女声合唱に限られていましたが、晴れて全員がその恩恵に浴することになりました!

ジャズテイストのアレンジなので、たとえばテンションの音が埋もれもせず主張しすぎもせず、天ぷらうどんの海老と大葉のような絶妙なバランスでお洒落に決まるのは、なかなか気を遣います。テンポもいい感じに揺らしますが、この間合いの感じ方と息のコントロールにこれまた細心の気遣いが必要で…え、遣ってない? 遣いましょう…しかしそのあたりが醍醐味でもあり、楽しんで歌いたいと思います。

諸事多忙の年の瀬、本格的に寒くもなりましたが、元気に当日を迎えましょうね。

折しもルミナリエのシーズンです。神戸のルミナリエは、阪神淡路大震災の犠牲者を思い、また神戸の復興を願って、震災の年の12月に始まりました。震災の影響が残る中、荘厳な光の芸術が感動を呼び、市民に勇気と希望を与え、継続を求める強い声が寄せられて、今につながっています。

誰かの優しい言葉で、絶望しているこころにぽっと灯がともるということがあります。明かりをもらった人は、きっとまたほかの誰かのこころを明るくすることができるでしょう。光は光を生んで、生きやすい世の中になってゆくのでしょう。ノイエのクリスマスコンサートも、お客様のこころにぽっと灯をともすことができるといいですね。そして、ルミナリエとは比較にならないかもしれませんが、この時期はノイエがクリスマスコンサートをやっていると期待されるようになりたいなと思います。

振り返れば2018年は、天災が続いた年でした。

トライトーンの歌う「新しい年もまた」に、こんな素敵な歌詞があります。長くなるので抜粋でご紹介します。

ついでに、来年のクリスマスコンサートで歌ってみたいなあと、ちゃっかりリクエストもしておきます…。

静かな夜を越えて あたらしい年がやってくる
カウントダウン 過ぎた悲しみ ひとつずつ決してゆこう

あたらしい時を刻む 時計が動きはじめる
悲しみがよろこびに変わってゆく そのときを見守るため

あたらしい年もまた あなたと歩いてゆこう
心から愛するこの気持ちを 忘れずに生きてゆこう

あたらしい年もまた あなたと歩いてゆこう
悲しみがよろこびに変わってゆく そのときをみつめながら

by チャッカ・リー


混声合唱団ノイエ・カンマー・コール

<今日練習した曲>

♪ White Christmas(Irving Berlin)

♪ A Child is born(Thad Jones)

♪ Winter wonderland(Felix Bernard)

♪ Overture(George F.Handel)

♪ And the glory of the Lord(George F.Handel)

♪ For unto us a Child is born(George F.Handel)

♪ He shall feed his flock(George F.Handel)

♪ His yoke is easy(George F.Handel)

♪ Hallelujah(George F.Handel)

♪ Verleih uns Frieden gnadiglich(Felix Mendelssohn)

♪ Christus I Recitativ(Felix Mendelssohn)

♪ Christus I Terzett(Felix Mendelssohn)

♪ Christus I Chor(Felix Mendelssohn)

<会場>

神戸雲内教会(〒657-0051 神戸市灘区八幡町1丁目6-9)