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メシアンマニア

1年ぶりにノイエに復帰して、早速うれしいことがありました。オリヴィエ・メシアンの曲が歌える! 20代の頃にはまって、毎日のように聴いていました。練習で声を合わせると独特の神秘的な響きが立ち上って、当時のことを懐かしく思い出しました。

特に好んで聴いたのはピアノ曲「鳥のカタログ」。愛鳥家の私はタイトルだけでうれしくなります。鳥のさえずりを忠実に音符にしたといえば、のんびりした曲のように聞こえますが、実際は不協和音の続く現代曲です。鳥の声は音楽では象徴的に使われることが多いですが、メシアンの場合はすごく生々しくグロテスクですらあり、リズムの鋭さにもぎょっとさせられます。どんな耳をしてるんだろう、といつも思います。要するに、ちょっと変わったお方なのです。

今回歌う「O Sacrum Convivium(おお、聖なる饗宴よ)」も名曲ですが、合唱曲では「五つのルシャン」というアカペラの大曲もあります。とてもユニークな素晴らしい曲でぜひ歌ってみたいのですが、各パート3部の計12部に分かれ、しかもアクロバティックな動きが要求されます。私にはちょっと縁がないかなと思いつつ、ノイエの実力ならきっと歌えるとつぶやいてみます。

by のぶ


混声合唱団ノイエ・カンマー・コール

<今日練習した曲>

♪ 天使 (新実徳英)

♪ 鳥が (新実徳英)

♪ Flight Song(Kim André Arnesen)

♪ Wide Open Spaces(Sarah Quartel)

♪ O Quam Amabilis Es (Pierre Villette)

<会場>

神戸学生青年センター(〒657-0064 兵庫県神戸市灘区山田町3丁目1-1)