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初朔日

つい最近ですが、俳句に「初朔日(はつついたち)」という季語があると知りました。旧暦の2月1日のことです。1月15日を年の初めと考えていた旧暦では、その年初めて迎える朔日となるからで、「並び朔日」「迎え朔日」etc.の名前で呼んで二度目のお正月としてお祝いする地方が今もあるそうです。

その「初朔日」が兼題に出され、うんうん言うておるのですが、それはさておき、新年があり、新年度があり、それ以外にも初○○や新○○があって、折々に気持ちを切り替えて新たに物事に取り組めるのは恵みですね。

 

折しも、ノイエでも2月1日の今日は総会があり、新年度がスタートしました。今年もいろいろ楽しみです♪

なにが楽しみかというと、まず練習が楽しみです。マエストラ&マエストロのお骨折りで、毎週の練習が充実しています。アンサンブルが楽しくて、3時間があっという間です。

選曲もおもしろい!いい歌にたくさん出会わせてもらっています。昨年の演奏活動の充実ぶり、特に定演の大成功は、この練習の充実と選曲(演奏会プログラム)のよさに由来すると思います。曲の仕上がりも確実で、早い時期から自信をもってお客様をお誘いできました。

 

長く続けているうちには事情も変わり、かつまたマンネリ化もするので、そのために初○○や新○○で新鮮さを注入して人は生きていくのでしょう。でもそれは、仕切り直しであって、過去を否定するものではありません。昨日の続きに今日があり、去年の上に今年が積み重なるのです。

総会では、団員の休団や退団の報告、役員の交代も告げられました。過去のひとときをご一緒したみなさまには、お疲れさまでした&ありがとうございましたと心からお伝えしたいです。そして、「土曜の夜はノイエ」というのを離れての新生活に、たくさんのお幸せがありますようにとお祈りします。もちろん休団中のみなさまの、復帰という新生活も心待ちにするものです♪

 

さて、ここで「初朔日」の自句を披露して締めくくれるとかっこいいのですが、人生はそう甘くないのでした(笑)。ネットで検索しても例句にヒットしないので、今日の気分の「立春」の句をご紹介して終わります。

ご破算で願ひましては春立てり 森ゆみ子

by ノン・コン・踏んだ@キーマカレー食べた


混声合唱団ノイエ・カンマー・コール

 

<今日練習した曲>

♪ 満月の夕(中川敬・山口洋)

♪ In te domine speravi(Marc-Antoine Charpentier)

 

<会場>

神戸学生青年センター(〒657-0064 兵庫県神戸市灘区山田町3丁目1-1)