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聴いて欲しい歌

ご無沙汰しております。ジンジンです。4月の上旬からテレワークになりました。空いてる時間にジョギングも最近始めました。家にずっといるのが苦手なので良い気分転換になってます。アパートで発声をしたり、今のレパートリをYouTubeや練習音源などで聴いたりしてます。歌だけでなくテレビでN響の演奏を聴いて癒されてます。

 

今回のブログはぼくがお勧めする歌を紹介したいと思います。

 

紹介したい曲はベートヴェンの作曲した「遥かなる恋人に」。1816年に作曲された曲です。スイスの医学生が書いた詩にベートヴェンが作曲しました。ベートヴェンは当時最新と言われたピアノフォルテと声のために書きました。この曲の魅力は3つあります。一つは伴奏。ピアノフォルテの表現力を引き出したと言われています。2つ目の魅力はピアノフォルテの伴奏と声で作り出される世界観。言葉の意味や想いが伝わってきます。3つ目の魅力は最初から最後まで演奏が途絶えないことです。曲と曲の間はピアノフォルテの伴奏で繋いで一つの大曲として演奏されます。

 

数多くある演奏の中で是非聴いて欲しいのはディートリヒ・フィッシャ=ディースカウさんとジェラード・ムアーさんの演奏。フィッシャ=ディースカウさんは2012年に亡くなられたドイツ人のバリトンです。長年リートのレコーディングやリサイタルをされた偉大な歌手です。人間の歌声はこんなに表現できるのかというぐらい驚きますし何度聴いても飽きないと思います。ただ良い声で歌てるだけでなく主人公のトキメキや悲しみや孤独感などを表現してます。聴いててかっこいいと思いますし、憧れます。フィッシャ=ディースカウさんのように気持ちを歌って届けたいです。そんな日が来るのを楽しみにしてます。

 

by ジンジン


混声合唱団ノイエ・カンマー・コール