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暮雲春樹~Zoomハピバ

昨日、PiTaPaの請求額が届きまして。交通機関にしか使っていないため0円でした。4月はどこにも行かなかったんだなあと改めて実感しました。引きこもりの時間を使って新しいことを始める方がいる一方、私は特に何もせず空いた時間にはスマホのゲームをやっておりました。これまであまりやったことがなかったのでいろいろ試してみましたが、気に入っていまだにやっているのが、四字熟語クロスワードパズル。レベルが上がっていくと知らない言葉が出できますが、繰り返しているとだんだん覚えていき、ちょっとした脳トレになったかもしれません。中でも心に染みたのが「暮雲春樹(ぼうんしゅんじゅ)」という言葉です。もともとは杜甫の詩句だそうですが、「芽吹いた春の木々の下で、夕空を眺めながら、遠く離れた懐かしい人を思う」という意味で、4月当時の自分の気持ちにしっくりきたものでした。他の言葉はどんどん忘れますが、これは自粛生活の思い出とともに心に残りそうです。

 

ノイエも2月末から休眠状態でしたが、指揮者様が自主練用動画を作って配信してくれたり、4月下旬からはブログも再開しました。徐々に息を吹き返してきた感じです。集まって歌うという本来の活動はできないけれど、何かやろう!ということで、先週末は「Zoomハピバ」を行いました。「ハピバ」は福利厚生係さんを中心にずっと行ってきた行事でした。その月生まれの人に一言しゃべってもらって、みんなで「ハッピー・バースディ」の歌を贈るというものです。練習とともに休止していたのですが、Zoomを使って何とか開催できました。2~5月生まれさんを一気にお祝いする出血大サービス(?)!多くのメンバーが参加してくれて、久しぶりに顔を見て声を聞けたということが何よりうれしかったです。練習再開の見通しはまだたちませんが、その間はZoomなどを使って交流を続けていきたいなと思います。

 

さて、ブログのお題は音楽ですね。ネットで話題になっていたので、ご存知の方も多いと思いますが、Youtubeでのマリンバ演奏の配信を最近よく聞いています。コロナ禍が始まる以前から配信されており、「ぬいぐるみたちの○○」シリーズ(○○には曲名が入ります)に最初にハマりました。奏者さんたちは顔出しせず、首からぶら下げたぬいぐるみたちが画面の中心にいます。演奏するのはもちろん人間なのですが、映し方の巧さもあるのか、白クマ・茶グマ・カエルがちょこまか動き回って弾いているようでとってもかわいらしいのです。終わった後のキメ顔も愛嬌たっぷりで(^^) 3体(人)並んで1つのマリンバを演奏していて、ときどき場所を入れ替わったりもします。そして演奏は本格的♪

 

同じ奏者がぬいぐるみ無しで演奏している動画も見つかり、今ではチャンネル登録して新しい配信を楽しみにしている日々です。思えば、マリンバを知ったのは小学生の時で、木琴の乾いた音とは少し違う深い音色に魅せられて、音楽会の時はいつもマリンバ担当に立候補したものでした。みなさん、マリンバが打楽器だと知ってはりましたか?当り前じゃ、打楽器じゃなかったら何楽器やねん!と突っ込まれそうですが、私の中では打楽器は音程がないものという思い込みがありまして、マリンバ奏者さんたちが交代でドラムをたたいているのを見てびっくりしてしまいました。同じくくりなんですね!

 

ジャンルはクラシック、ジャズ、ポップスと様々で、好きな曲がいろいろ入っているので、何度聴いても飽きません。最近は「ぬいぐるみたちのリベルタンゴ」とピアノとのデュオ「糸」を繰り返し聞いています。奏法も魅力の一つで、トレモロというのでしょうか、バチを細かく動かして作り出すロングトーンが何とも言えず美しいです。吹奏楽器やヴァイオリンなどのように音がみっしり詰まったロングトーンもつややかで好きですが、それとはまた違って、丸い音の粒が滑らかに連なっていく感じがとても心地いいのです。いつかまた弾いてみたいなあとと思いつつ、そんな機会はなかなかなさそうなので、いろいろ聞いて楽しみたいと思っています。

 

by ふにふに

 


混声合唱団ノイエ・カンマー・コール