突然ですが、私の今までの音楽遍歴を書いてみます。
小学校
実は、小学1年生の時から二十歳ごろまでピアノを習っていました。男でピアノを習うというのはレアで、習うからにはプロを目指すようなパターンが多そうですが、私の場合はそんな大きな目標があったわけではなく、「ピアノを習っていたら音楽の授業とかで役立ちそう」という、小学1年生にしては打算的な考えでピアノを習いたいと言っていた記憶があります。自宅にピアノがあって、母親もかつてピアノを習っていた、という背景も大きいとは思いますが。
なんにせよ、ピアノを習っていたことが、私の音楽経験の基礎を形作ったのは明らかです。おかげで絶対音感(といっても、ピアノの単音を聞き分けられる程度のレベルの低いものであり、近年は音感も下がってきてて危機感を感じてたり…)を得ることもできました。
さて、ピアノを習っていたからには、音楽の授業で脚光を浴びていたのかといえば、全くそういうことはありませんでした。歌はからっきりダメでしたし、ピアノも、普段練習しているソナチネなどを披露しても小学生にはウケないこと必至なので披露することもありませんでした。というより、今もそうですが、基本的に目立つことはしたくなかったので、みんなの前でピアノを弾こうとはしなかったのが大きいですね。
合唱においても、指揮をしたり伴奏をしたりすることもなく、特段目立ったことはなにもありませんでした。
中学校
吹奏楽部に入りました。担当はクラリネットでした。
クラリネットって傍からは「リコーダーの大きい奴だろ」とみられがちですが、実は音を単に出すだけでも結構な肺活量とコツが必要です。また、クラリネットは移調楽器なので、ピアノに慣れた絶対音感持ちが吹くと違和感が大きかったです。最初は移調楽器という概念も知らず、先輩からも教えてもらえなかったので「おかしいな、『ド』を吹いているはずなのに『シ♭』に聞こえるぞ」と思っていました。
母校は、コンクールに出場することは全く重視してなかったので、まったりとした部活を満喫していましたが、たまに「内部抗争」が勃発して、抗争に関与していない自分も巻き込まれたりとかして、今では良い思い出です(笑)。
吹奏楽部は圧倒的に女子が多く、最終的に自分が卒業するときには、男子は自分だけになってしまっていました。まさしく「女の園」に放り込まれた状態です。当時の自分は何も感じてませんでしたが、多分、周囲からは好奇の目で見られていたんだろうなあ。まあ、浮いた話は一切ありませんでしたが!!
それに、先に述べた「内部抗争」は、まさしく女子同士の争いごとであり、「女子コワイ」という思いに拍車をかけてたように思えます。
のちに、グリークラブという「男の園」に入ることになろうとは思いもよりませんでしたが。
さて、思ったより長文になってしまいました。
高校以降の話は、また別の機会に。でもここまで合唱の話ほとんどないやん…。
2020/9/26 追記
2週連続で書いてしまいました。
by コエ
混声合唱団ノイエ・カンマー・コール