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Art Songs of Spring

皆さんお元気ですか?テノールのジンジンです。最近暖かくなったかなと思ったら寒いって感じたりしませんか?ダウンじゃなくてスポーツコートが着たい!そんなことを考えてたので今回の投稿は「My Favorite Spring Art Songs」と題しまして温かい歌曲をお届けしたいと思います。

 

最初に紹介するのはRoger QuilterのIt was a lover and his lass。春が大好きな若い男女が春の野原で田舎の人達を見かけたり鳥の鳴き声を聴いて春を満喫するという歌。ブレスをいつ取っていいかわからないぐらい明るく元気が出る歌です。

日本ではなかなか野原でゆっくりできる機会がないので羨ましいと思いますね。春になっても屋内で仕事するので天気が良いのに外で仕事できないのかなと同僚と談笑してます。

 

リヒャルト・シュトラウスの大作Vier Letzte Lieder(4つの最後の歌)からFruhling(春)。ソプラノとオケのために書かれたこの組曲は前者のQuilterと違ってロマン派後期のドラマチックな音楽で春を恋しく思う主人公を描いてます。詩を書いた詩人のヘッセは春が恋しいことと恋人に会えない恋しさを重ねたのでしょうか?シュトラウスの春はセレナーデを連想させます。夢の中で隣に横渡る恋人は輝いていると囁きながら想いを伝えます。

 

 最後にFruhlingsglaube(春の信仰)という曲を紹介させてください。詩人Ludwig Uhlandの詩にシューベルトとメンデルスゾーンがそれぞれ作曲しました。何かに語るようにすべては変わらないといけない。Nun muss sich alles, alles wenden. 

 

by ジンジン


混声合唱団ノイエ・カンマー・コール